とにもかくにも「経済膨張」を継続しないと失速して墜落するユダヤ米国は、サブプライム危機で崩壊基調の経済をごまかすため、大幅、利下げして景気を刺激。だが、今までしぶしぶお付き合いしてきた中東の産油国も、我慢の限界。「通貨切り上げやドル連動停止」を検討し始めた。一方で、米国の利下げは、即、ドル安に直結。店内には、蛍の光が流れ、ユダヤ蛮国の弊店の時間でございます。ドル崩壊近し。
●湾岸産油国、通貨切り上げ検討・米利下げの影響を懸念
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080202AT2M0104102022008.html
【ドバイ=加賀谷和樹】サウジアラビア、カタールなど自国通貨のレートをドルに連動(ペッグ)させているペルシャ湾岸産油国が、米国の大幅利下げを受けて自国通貨の対ドル切り上げなどを検討し始めた。湾岸諸国の大半は1月31日に前日の米利下げを受け政策金利を年0.5%引き下げたが、通貨下落やインフレに対する懸念が一段と強まっている。
サウジ紙によると、同国の財務相と通貨庁(中央銀行に相当)総裁は近く、国王に助言する諮問評議会にそろって出席、切り上げやドル連動停止の効果を協議する。カタール首長の経済顧問は「政府は切り上げやドル連動停止を検討している」と述べ、通貨リアルをドルではなくユーロなど主要通貨のバスケットに連動させる案を提唱した。(02日 23:12)
↓ご参考までに
●なぜ、こんなに重要なニュースを主要メディアが黙殺したのか?
なぜ、こんなに重要なニュースを主要メディアが黙殺したのか?ドル崩壊の瀬戸際だったのに。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/200712/article_8.html
湾岸協力会議首脳会議、ドル連動停止を見送りへ
http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/zaimu/index.cfm?i=2007120404181b5
【ドーハ=加賀谷和樹】カタールの首都ドーハで3日に始まった湾岸協力会議(GCC)の首脳会議は、インフレ対策の切り札とされた各国通貨のドル連動(ペッグ)停止を見送る見通しだ。アラブ首長国連邦(UAE)国営通信が同日、同国のアブドラ外相の発言として報じた。最有力の加盟国であるサウジアラビアがドルペッグ放棄に強く抵抗したもようだ。
オマーンのアラウィ外務担当相らによると、現在のドル安についてGCCに加盟する6産油国の見方は二分される。サウジはドル安を一過性の動きとみるが、ほかの国にはこれを構造的な問題ととらえ、通貨ペッグの対象をドルから、ユーロなど複数通貨によるバスケットに切り替えるよう求める声が増えている。
一方、アブドラ外相はドル安に伴い下落していたUAE通貨ディルハムの切り上げに強い意欲を示している。当面はドルペッグを維持しながら、輸入価格を適正水準まで引き下げるため、ディルハムの切り上げを模索する見通し。サウジなどGCCを構成するほかのペルシャ湾岸の産油国も同調する可能性がある。