出荷されなかった野菜の嘆き
埼玉県和光市の野菜の独り言
人参ちゃん:
「あたし、色っぽ過ぎるって言うんで、お嫁に出してもらえなかったの。スンゴク美味しいのに、誰にも食べてもらえない.....かなしぃ。」
大根君:
「俺、畑じゃあ、モテモテだったんだぜ。男らしい!って。でも、あんまり逞しいんで、やっかまれて、畑の脇に放り出されちまったよ。」
「カタチ」で選別され市場に出ない野菜の多いこと甚だしい。こうやって、外見が理由で食されない食物を流通ルートに乗せれば、かなりの食糧自給向上につながるはずだ。
世界の野菜の生産量の47%を中国が産出しているという。農薬を彼らがきちっと管理して使っているか?疑問である。加工食品となってしまった中国製野菜に至っては、農薬使用の有無を吟味する方法も無い。
まず、わが国自体の信頼できる農業を取り戻そう。自給率を上げよう。消費者の「イメージだけで物事を判断する」性向を少しづつでも変えていこう。経済危機が、そういった環境を自然に整備してくれる。
農業の復権が近い。もうすぐだ。
リチャード・コシミズ