あちこちの選挙区に泡沫候補を立てて、野党の票を割れさせ、結果として自公の売国奴を当選させる役割を果たしてきた共産党。財政難で、毎回毎回没収される供託金が手当てできなくなり、次回の選挙では、大幅に立候補者を絞ることを余儀なくされる。
さあ、大変だ!共産党が立候補しないと、民主に野党票が集中して、40の小選挙区で自公が落選してしまう!
こ、これはまずい。よし、供託金没収の基準となる「得票率」を速攻で引き下げて、共産党が候補をたくさん立てられるよう、緊急援助!
さあ、正常人諸君、共産党に「無理をするな。立候補やめろ」と激励を!民主党に「公職選挙法改正案」を阻止しろと檄を!(もっとも、民主の中核には、自公の隠れ工作員がうじゃうじゃ。)
5月4日10時0分配信 日刊ゲンダイ
衆院山口2区補選の結果に、自民党議員が改めて真っ青になっている。共産党の「候補者擁立見送り」が、自民惨敗、民主圧勝の大きな要因だったことが明らかになってきたからだ。「投票率が69%と前回05年の72%より低かったのに、民主党の平岡秀夫(54)は、得票を10万3700票から11万6300票へと1万2600票も伸ばした。もちろん、無党派層や自民党支持者が流れた可能性はあるが、上乗せ票は前回共産党が取った1万3400票とほぼ重なる。出口調査でも、共産党支持者の9割が平岡に投票したと答えています。共産党の候補者擁立見送りが、自民党にトドメを刺したのは確かでしょう」(地元関係者)
共産党はこれまで300選挙区のほぼすべてに候補者を立ててきたが、次回からは140人程度しか擁立しない方針。共産党が擁立を見送る選挙区では、自民党議員の苦戦が予想されてきたが、山口2区補選がそれを証明した格好。
それで自民党議員が震え上がっているのだ。 「共産党が小選挙区で候補者擁立を見送ったらどうなるか。自民党が大勝した郵政選挙でシミュレーションしても、自公と民主が逆転する選挙区が40もあります。伊吹文明、笹川尭、小坂憲次、冬柴鉄三……といった大物も敗北します」(政界関係者)
●選挙「供託金」没収点引き下げ 自民が検討 民主、共産分断狙いも
2008.6.19 00:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080619/stt0806190046000-n1.htm
自民党の選挙制度調査会(村田吉隆会長)は18日、国政選挙や地方首長選挙などへの立候補に必要な供託金が没収される得票率(没収点)引き下げの検討に着手した。各党との間で公営選挙ごとの供託金の引き下げ幅や導入時期などの調整を進め、早ければ8月下旬にも召集される次期臨時国会に議員立法で公職選挙法改正案を提出し、成立を目指す。
財政難に苦しむ共産党は、供託金没収の負担軽減などを理由に次期衆院選で大幅に立候補者を絞り込む方針で、自民党は共産党の「空白区」で、同党支持票が民主党に流れることを強く警戒している。自民党には、供託金没収のハードルを下げることで、共産党が選挙区により多くの候補者を擁立できる環境を整え、民主、共産両党の分断を図る狙いがあるとみられる。このため民主党からは「本音では引き下げ検討は歓迎できない」(中堅)との声も漏れている。
供託金制度は売名行為の泡沫(ほうまつ)候補の乱立を防ぐことを目的している。現行公選法によると衆院選の場合、1候補者につき選挙区300万円、比例代表600万円を供託し、選挙区では有効投票数の10分の1を得票できなければ没収される。このため主に共産党など中小政党の立候補者の多くが供託金を没収されている。