与太話（２００８．１１．２７）
代作：「トシ子、アメリカの金融危機なんだけど、矢継ぎ早に政府が救済案出してるから、ある程度騒ぎは落ち着いてくるのかな？」
トシ子：「まあ、無理でしょうね。米国の住宅価格が、下がれば下がるほど、ローンが払えなくなるヒスパニックが増えるわけでさ。」
代：「そうか。確かにまだまだ下がってるよな。そうなると、日々、新たなサブプライム危機が生まれているわけだ。」
●米の住宅価格、過去最大の下落 ／ 景気下押し要因
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=5501&blockId=1113655&newsMode=article
【ワシントン２５日共同】米連邦住宅金融局（ＦＨＦＡ）が２５日発表した今年７－９月期の住宅価格指数（季節調整済み）は、前期比で１・８％下落し、５・四半期連続で前期水準を下回った。下落幅は１９９１年の調査開始以来で最大の落ち込みとなった。前年同期比でも６・０％低下。政府の住宅市場対策にもかかわらず、景気の下押し要因である住宅価格が下げ止まらない現状が鮮明になった。金融機関の不良債権はさらに膨らみ、信用不安が一段と悪化する公算が大きい。ロックハート局長は「住宅差し押さえや貸し渋りが住宅価格の大きな重しとなっている」と述べた。
ト：「もともと、バブル経済を捏造するためにでっち上げたのが、サブプラなんだから、詐欺商売が破綻すりゃ、あとは坂を転がり落ちるわさ。歯止め掛からないよ。で、次々政府が金融機関の救済策出したって、財源がないわけじゃないですか。ドル札むやみやたらに印刷するしかないし。それに、ドル需要を拡大するために仕掛けた原油高も、ユダ金の買い支え資金がなくなって、価格操作できなくなって、どんどんバレル単価が下がっちゃってる。これじゃ、石油取引で使われるドルは目減りするばかりだよね。ま、景気後退で原油の需要が減るって言う要素もあるけどさ。」
代：「うひゃ～、来年には１ドル５０円なんて世界もありかよ。ま、大口の米国債の償還期限も迫っているらしいし、危機的状況ではあるけれど、米国経済が一気に破綻すると世界中どこも困るから、結局、借り換えに応じるんだろうな、日本も中国も。」
●米国債：保有、中国が最大に 日本を抜く－－９月統計
http://mainichi.jp/select/biz/news/20081120ddm008020121000c.html
【ワシントン斉藤信宏】米財務省が１８日発表した９月の国際資本収支統計によると、中国の米国債保有残高が前月比４３６億ドル増の５８５０億ドル（約５６兆７０００億円）となり、同１２８億ドル減の５７３２億ドルとなった日本を上回り、世界最大の米国債保有国となった。世界に拡大した金融危機の影響で安全資産である米国債への中国からの投資が増加したことが主な要因と見られる。
毎日新聞 2008年11月20日 東京朝刊
ト：「それがさ、中国が積極的に米国債買いしているわけよ。保有高がついに日本を越えちゃいましたよ。だったら、この際、日本は米国の面倒は中国に見てもらって、米国債ちょろちょろ売り払ったらいいんじゃないの？」
代：「まあ、今の政財界はまだ、ユダ金の手先の影響力が残っているから無理だろうな。それに円高でかなり目減りしているしな。売ったら巨額の運用損が出て、批判されるし。」
ト：「ヘッジファンドの破綻もそうだけど、結局、投資銀行ビジネスなんて、ただのギャンブルなんで、運用益が出るどころか大穴あけてるケースばっかりじゃない。運用損しか出ていないなら、最初から運用しないほうがいいわよ。投資じゃなくて滅資じゃない。」
2008年11月26日 21時34分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008112601000627.html
投機筋の代表格であるヘッジファンドの総運用資産が金融危機による運用損失などで、今年９、１０月の２カ月間で約２０７４億ドル（約２０兆円）減ったことが、金融動向に詳しい調査会社ユーリカヘッジ（シンガポール）の調べで分かった。トヨタ自動車の時価総額のほぼ２倍に当たる資産が消え、市場低迷に大きな影響を与えた。株式などの短期売買で高利益を狙うヘッジファンドが運用悪化に加え、顧客からの解約やファンド閉鎖に伴う資産売却に追い込まれていることが鮮明になった。資産処分が続けば、日本株の一層の下落につながる恐れがある。調査によると、９月中旬に米証券大手リーマン・ブラザーズが破たんするなどで、９月からの２カ月で、総運用資産の約１１・１％が吹き飛んだ。その結果、１０月末残高は１兆６６７４億ドル（約１５８兆円）となった。さらなる処分売りや大手ヘッジファンドの破たんで「来年半ばまでに、残高はあと４割減る」（外資系金融機関）との指摘もある。（共同）
代：「結果論から言えばそういうことだな。だけど、資産運用するのがすべて悪いわけじゃない。日本株で下げ幅が大きいのは、大手の優良株が中心だけど、今まで買い漁っていたユダ金連中が背に腹かえられず、換金目的で投売りしているからだよな。だから、連中の自暴自棄売りが相場を下げている側面がある。」
ト：「てことは、連中が兜町から退場すれば、優良株はまた株価が戻ってくるんじゃないのかな？日本企業や日本人投資家が買い始めるよ。」
代：「そう考えれば、今、保有株が安くなって青い顔している個人投資家の人たちも、我慢して、保有を続けたほうがいいかもね。いつかは、値が戻ってくるだろうから。とにかく、ユダ金から日本株を奪い返せれば、それで国益になるわけだし。」
ト：「米国という、もう終わった国からは、次第に距離を置いていって、気がついたら、日米関係なんて大して重要ではないって言うのが、理想的かもね。ソフトランディングよ。でさ～、金融危機以降、中国経済が意外と堅調なんですよ。」
代：「だなぁ。流石に二桁成長は無理だろうけど、０９年には９％台は確保するって言う観測もある。利下げや支出拡大で景気底支えもがんがんやってるしな。」
ト：「広東省の対米輸出専業の玩具メーカーが倒産して、解雇された５０００人の従業員が、工場襲撃したりで、かなりヤバイと思ったら、そうでもないね。意外に底堅い。でも、それでいいんじゃないの。中国には安定的な成長路線に舵を切ってもらって、日本の市場としての存在感を持ってもらわないと。」
代：「で、中国は、米国の７０００億ドルの金融安定化資金のうち、１０００億ドルを拠出するらしいぞ。それにアリコも買おうとしているし、積極的だよな。そのうち、ＮＹの金融企業のＣ．Ｅ．Ｏ．に、オウさんだの、シュウさんだのが並ぶんだろうな。」
ト：「ユダ金時代の終焉てことで、よろしいんじゃないですか？」
代：「いずれにせよ、今のところ、危機的状況にはない日本と中国が世界経済の牽引役になるしかないな。アジアの時代ってことだ。ただし、韓国は、ウォン安と株安でちょいヤバイけどな。」
ト：「あらそうなの。東大門市場に行って、キムチと海苔買い漁ろうかしら。あと焼肉、食べまくりと焼酎鯨飲。三色団扇もまとめ買い。」
代：「三色団扇？テジャク教団に売りつけるのか？」
●世界的金融危機の中国への影響は限定的、目立つデカップリング現象＝野村資本市場研 関氏
2008年 11月 21日 13:30 JST
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK019597320081121
中国経済は２００３年以来、５年連続の２けた成長を経て、緩やかな調整局面に入っている。それでも深刻な金融危機に見舞われている米国やその影響を強く受けている日本、欧州諸国と比べると、むしろ好調さが目立っており、景気のデカップリング（非連動性）という現象が鮮明になっている。
代：｢それと、気になったのが、この記事なんだけど、イスラエルがきな臭いこといってるよ。ＮＹのユダ金とイスラエルで企んでいたイラン攻撃がやりづらくなってきたけど、まだ諦めてないってことだね。」
●米、イラン攻撃を拒否せず イスラエル首相語る
http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008112601000203.html
【ワシントン２５日共同】訪米中のイスラエルのオルメルト首相は２５日、同行記者団と会見し、ウラン濃縮活動を続けるイランを一方的に攻撃しないよう米政府から要請されたことはないと述べた。在米イスラエル大使館当局者が語った。同行メディアの報道によると、首相は「（イランの）脅威を取り除くために行動する必要があるという点について、米国とイスラエル両政府の間には基本的かつ深い了解がある」と表明。首相はその上で、イスラエルの安全が根本的に脅かされた場合でも「行動を起こしてはならないとくぎを刺した米政府当局者がいたとは記憶していない」と述べた。英紙ガーディアンは９月、オルメルト首相が５月にイラン核施設攻撃の承認をブッシュ米大統領に求めたが、大統領が拒否したと伝えていた。
ト：「だけど、現実論として、没落した米国の後ろ盾なんかあっても、効力半減だよね。今、イスラエルがイラン攻撃して、米国がお手伝いしたら、世界中から総すかん食らうよね。この間のＧ２０で西欧各国首脳がブッシュを無視したのだって、（ユダ米ども、どじ踏みやがって。こっちまでとばっちり食って、冗談じゃないぜ。）っていう意思表示だよね。ロックフェラー・ブッシュの大失敗には、欧州のユダも怒ってるんだろうな。で、ベンちゃんは、デービッドは引退して、ジェイが跡目を継いだって言ってるけど、ロック本家も親分の失態でがたがただろうな。シティも危ないし。」
代：「まあ、イランを攻撃すれば、半ば同盟関係ができてしまったロシアが出てくる。そうなると、今のユダ金には対処するだけの余力がない。この間の南オセチア紛争で、ちょっかい出してみてロシアの出方を探ったら......」
ト：「ロシアはグルジアに侵攻までして、断固たる態度を示したわけよね。ユダ金ども、やれるもんならやってみろってワケ。イラン攻撃.....かなり難しいだろうなぁ。９１１自作自演もばれてるし。」
代：「世界の姿を自分の都合で捻じ曲げてきた連中が、退場しつつあるってことさ。歓迎すべきさ。」
以上、与太話でした。
